はるかの遥かなる毎日

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生きてきた道❷

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今振り返ってみると、家を出るまでの私は、頭をおかしくし、心を壊してしまった母親のカウンセラーみたいな役回りだったのでしょう。

魂を眠らせ感じることを押し込めた私にとって全ての状況はとてもクリアに見えたものでした。母は幻想に囚われていました。事実なのか妄想なのかも判断ができなくなっていて、愛情求めるように父を煽り、責めていました。

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父親についてはすごく見下していた所もありましたが、私たちはお金がないと生きていけなかったので、この人を敵にまわす事は不利益なことだ、と、家にこの人の居場所を無くすことはしてはいけない、みたいな意識があったんだと思います。

 

 

家を出てしばらくは本当に自由に暮らしました。友達も沢山いたし、予備校生の分際で毎日好きなことばかりして暮らしました。

少し栄えた地方都市の暮らしが楽しかった。

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20歳になってルームシェアを解消し、私は一人暮らしを始めます。その頃から色んなことがわからなくなったり、空白の時間があったりし始めます。

夜になると意味もなく涙が流れてきて、自分の体の異常に怯えたものです。

 

誰かと暮らしているときは、誰かといる時間が私の意識できる時間でした。

ひとりで部屋にいると隣の部屋の男がいつも私を監視してるとか、ありもしない盗聴器に怯える日が続きました。

今考えると解離性障害とか分裂症の一歩手前だったのだと思います。あまりに感じる自分をしまいこんでいたせいで、どうやって出てきたら良いのかもわからなくなってしまっていたんだと思います。自分ではとても出られないくらいまで奥の方にしまいこんでしまっていたのです。

 

 

そうしているうちに、極め付けの出来事が起こります。

 

❸に続く(^-^)♪

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