真っ青のビーチからお届けしております。
ハロー
サンタモニカでの2回目の朝。
朝のビーチはプライベートビーチみたいだよ。このビーチに野宿してる旅行者が結構いて驚いた。私もビーチで野宿してみたかったなあ。外で寝るのが大好きなもので…
昨日は一日中歩き回って夜は泥のように眠った。ダウンタウンからハリウッドまで歩き回った。
移動はバス。1.5〜2ドルくらいでかなりの距離乗れる。
地元のバスは危険だと書いていたし、来る前はやめた方が良いと言われたけど、お年寄りとか地元の人ばっかりで特に危険はなかったよ。
バスの運転手さんも揃って親切だった。
ということで、日中元気なうちはバスで移動する。
サンタモニカから40分くらいで都心のダウンタウンに着く。小銭が用意できないから1.5ドルのところを2ドル支払う。
これでもバスを使うのかかなりの安上がり。
今時グーグルマップがあれば世界中旅できる。始めて来た知らない街の知らないバス停に、私が必要なバスが何時に来るか運賃がいくらか詳しく教えてくれる。
グランドセントラルマーケット。
さまざまな人がいて、みんな思い思いに生きている。私は外国に来たら日本人ということを痛感する。
日本人の癖は気を使い過ぎること、相手に合わせすぎること、遠慮してしまうこと、すぐ譲ってしまうこと。
もっと図々しくても良いんだろうなあ。
そんなことを何度か思った。
でも、そんな日本人を知ってか旅先で親切にされることが多いなと思う。
日本人って簡単に癇癪を起こしたりしないし、エレベーターガールを進んでやるし、いつもニコニコと周りに笑顔を振りまいてるからさ。
L.A.ダウンタウンでは現代美術館に立ち寄った。久しぶりに美術館を歩いて、芸術って何か考えた。何が本物で何が偽物か。どれが良くてどれがダサいか。
でもそんなこと考えてARTを見ているようではまだまだってことなんですよ。
現代アートって言うのはね、まだ作者が生きてる作品がほとんどってことなの。
私ね、生きているうちには芸術って完成しないものだと思っている。
死んでしまったら、もうそこで時が止まるでしょ。でも現代アートっていうのは未完成であるってことが前提としてある。
つまりね、その作品がどうこうっていうか、その作品を通して自分の人生を考える面白さが現代アートにはあるって思うんだよ。
生きている未熟さ、生きている途中の芸術、人生っていうのは死ぬまで完成しなくて、死んでももしかしたら完成なんてしないのかもしれないけど、だから凄いも凄くないもなくて、人生がある、さまざまな経験がある、そしてこの作品をつくりました。
そんな言っちゃえばうんこなんだよね。作品はみんな香ばしいうんこ。
そのうんこから、みんな受け取るわけだ。あれやこれや。
そんなことを自由に考えたりしていい。
それが旅。
だんだんもとの自分をいいかんじで忘れて来た。今の私はひとつの地球人でひとりの神様で、知らない街を歩いていると神様がたくさんいるなあって感じます。
いろんな神様がいろんな風に地球を楽しんでいます。
だって歴史の神様像だって全部人間と同じ格好をしていて、みんなお酒も飲むし恋愛もするし、セックスだってするんだから。
神様ってなんぼのもんじゃい。
ひとりひとり、生きているものはみな神様なんだろう。
そんな風に思う。
いろんな人生があって所々で交差して、なんのためにそこにいるかっていったら、楽しみ、味わうためにこの地球に来てるんだよね。
それをいつどこにいても忘れてはいけないのです。
L.A.に来たら是非サンセットはグリフィス天文台で。
ウーバーのアプリを使うとどんな渋滞でも決まった料金で運んでくれるから安心です。
素敵なおじさまとも会えます。
夜景は日本の方が綺麗なとこたくさんあるけど、HALLIWOODのあの山に沈むサンセットは美しかったです。
あのね、L.A.でやりたいことがもう一つある。ちょっとその作戦を今日はのんびりと立てようと思います。