沢山の良いものをいただいて、私は今とても幸福である。自分自身がずっとずっと待ち望んでいた、ブレイクスルーがようやく起こったんだって。
私は北海道の小さな港町で生まれ育ちました。港町なんだけど私の家は山の上の方にあり、沢山の自然に恵まれ、山に守られてのびのびと育ちました。毎日山でクタクタになるまで遊び、両親の暖かい家庭に帰っていく、私は両親からの惜しみない愛情を受けて、それを疑ったことは一度もありませんでした。
父親は地元の私立の高校教師で、母親は専業主婦か少しパートをするくらい。家ではパッチワークが趣味で少し神経質な人だったけど2人ともとても大好きだった。
中学生の時に父の浮気が発端で母親が精神的におかしくなり、母の具合が悪い時に二人は殴り合い喚きあいのひどい喧嘩をするようになった。
それは昼夜お構いなく続き、
理解のできない毎回同じような激しいぶつかり合いが繰り返され、警察に電話したこともあった。
みんなが身体を休めるべき家庭が家庭の機能を果たさなくなり、その辺で私は活き活きとした明るい子供の魂を眠らせる選択をしました。
私には2歳半ずつ離れた妹と弟がいて、まだ私よりずっと幼かったものですから
、私が守ってあげなきゃいけないっていう使命感が強かったのだと思います。
中学1年生から高校を卒業し家を出る約6年もの間、二人のぶつかり合いは3日置きくらいで繰り返され、そんな中でも自分をしまい続けて夜眠れるようにもなりました。学生時代は自分に自信がなく、クラスの中でも大人しい部類の人間だったと思います。
高校を卒業すると心の声がこの家から出ろ、と仕切りに私に言うので、家を出ることになります。
家を出て私が当時目指していた美術大学の付属の予備校に通うため同じ予備校の女の子とルームシェアを始めました。
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